【セミナー動画】BizHintはいかにしてAIを仲間にしたか

BizHintに学ぶ!BtoBマーケティングにおける生成AI活用術
成果報酬型でBtoBのリード獲得支援サービスを提供しているBizHint。特にメルマガ配信を通じて、多くの企業のリード獲得をサポートしています。
近年、急速な進化を遂げている生成AIを、BizHintはどのように広告主企業のマーケティング伴走に活用しているのでしょうか?
今回は、先日開催されたセミナーから、その実践事例の一部をご紹介します。
※本ブログはセミナー内容の一部です。
※ブログではご紹介していない部分も含めたセミナー全編は以下よりダウンロードしてご覧いただけます。
なぜBizHintは生成AIを活用するようになったのか?その背景
BizHintが生成AI活用に踏み出した一番の目的は、「顧客に向き合う時間を増やす」ことでした。
従来の体制では、メルマガ制作業務に多くの工数がかかり、本来注力したい顧客へのコンサルティングなどの時間に割ける余地が少なかったのです。
具体的には、月間120本以上のメルマガを作成する必要があり、1本あたり約4時間もの時間を要していました。また、作成メンバーのスキルにばらつきがあったり、新人メンバーもいる中で、品質を一定に保つ難しさも課題でした。さらに、最終的なチェック担当者の工数もかなり取られていたことから、これらの業務を効率化するために生成AI活用プロジェクトが立ち上がりました。
去年の12月頃から動き出し、約半年でチーム全体での活用にまで拡がっています。
BizHintのカスタマーサクセスチームにおける具体的な活用内容
では、BizHintのカスタマーサクセスチームでは、生成AIを具体的にどのように活用しているのでしょうか?
最初はChatGPTを試したそうですが、日本語の文字数指定がうまくいかないなどの課題があり、Claudeに移行しました。
また、いきなり最終結果を求めるのではなく、メルマガ制作業務を細かく工程ごとに分解。各工程(資料内容把握、訴求点整理、件名作成、本文作成、レビュー)ごとに、必要な知識をインプットしたオリジナルのAIエージェントを作成し、活用しています。これにより、各ステップで最適なAIエージェントが担当者をサポートする体制を構築しました。
AI活用を業務に落とし込む際の重要なポイント
AI活用をスムーズに業務に組み込むためには、いくつかの重要なポイントがあります。
- 業務の流れを整理すること。
- 何をAIにインプットするかが極めて重要です。
BizHintでは、長年培ってきたメルマガ作成のノウハウをまとめた「虎の巻」、過去のABテスト結果、さらにはメンバーの特性といった知見を文書化・整理し、大量にインプットしました。 - 単にツールを提供するだけでなく、「誰でも使える」仕組みや、AIとの付き合い方に関するマインドセットを整備すること。
- AIは一般的なことをそれらしく文章にすることは得意ですが、個別のクライアント情報や最新トレンドといった情報を参照することはできません。「AIが知らない情報」は人間が適切に収集して補足し、活用することが成果を高める上で不可欠です。
- 完璧を目指しすぎず、まずは6~7割の完成度でも良いので、実際に使い始めてみることが大事。
セミナー全編は以下よりダウンロードしてご覧いただけます。
メルマガ制作における生成AIとの実際のやり取り
実際のメルマガ制作業務では、担当者はAIエージェントとどのようにやり取りしているのでしょうか?
担当者がターゲット情報や配信目的などのメルマガに必要な情報をプロンプトとしてAIに渡すと、AIはBizHintの知見に基づいた複数の案を生成してくれます。担当者はその案を確認し、自身の知見やクライアントからの情報を踏まえながら、「もう少しこの表現にしてほしい」「このワードを加えてほしい」といった追加指示や修正指示を出していくことで、最終的なメルマガを完成させます。
このプロセスは、アイデア出しの時間を短縮し、壁打ち相手としても機能します。
導入前後での社内やり取りの変化
生成AI導入前と後では、社内のやり取りにも大きな変化が見られました。
導入前は、Slackで細かく文章チェックや議論のやり取りが頻繁に行われていましたが、導入後はやり取りが劇的に削減されました。AIに質の高い事前情報をインプットしたことで、アウトプットの精度が高まり、「この内容で大丈夫です、ここだけ直してください」といったシンプルかつ簡潔な指示で済むようになったのです。
これにより、メルマガ作成担当者だけでなく、チェック担当者の工数も大幅に削減できたのは大きなメリットでした。
生成AIで制作したメルマガの配信事例
生成AIを導入後、効果を測るために実際に配信されたメルマガ事例をご紹介しました。
『上司として恥をかかない 「給与」の常識』という件名のメルマガでは、AIが件名案や本文の一般的な構成を生成し、そこに人間の知見(コンバージョンに繋がる「部下」「上司」といったワードの追加指示などより効果につながる情報)を組み合わせて作成しました。
このメルマガは、配信目的だった資料のダウンロード数において、なんと2倍のコンバージョンを達成しました。AIによる迅速な案出しにより、件名作成にかかる時間など、制作工数も大幅に短縮できたとのことです。
この事例から、AIによる一般的な知識や効率的な案出しと、人間が持つ個別のクライアント情報や深い業務理解を組み合わせることが、より高品質で成果につながるコンテンツ制作に繋がることが分かります。
セミナーでは他にもAI導入の注意点やその対処法、参加者からの質疑応答も!
セミナーでは、この後もAI活用における「壁」をどう乗り越えたか(専門知識は必要か?誰でもうまくいくのか?)や、生成AI導入後にBizHintが力を入れている「顧客とより深く向き合う」ための具体的な取り組み、そして顧客との協働で生まれた更なる成果事例などが語られています。
AI活用を成功させるための更なるヒントや、BizHintがどのように高品質なリード獲得を実現しているのかにご興味のある方は、ぜひ以下のフォームよりセミナー全編のアーカイブ動画をダウンロードしてご覧ください!
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