BizHintでは、広告主のリード獲得支援を目的として、メディア会員に向けてメルマガを配信し、資料ダウンロードの誘導を行っています。
リード獲得サービスの成果の根幹を担うメルマガ制作を担当するのは、BizHintが誇る専任チーム。月間で150本以上のメルマガ制作を行うこのチームでは、毎日メルマガの制作・配信を行う環境で、検証改善を繰り返しています。
本記事では、BizHintのメルマガ制作チームがどのように効果の高いメルマガを生み出したのか、を実際の担当者へのインタビューを通してご紹介します。
今回ご紹介するのは、データ活用の支援サービスを提供する企業様の事例です。
この領域のお役立ち資料は、ともすると「専門性が高いのかも」「情報システム向けかな」という印象を与えてしまい、資料ダウンロード数が伸びないという結果に陥ることもあります。
BizHintのメルマガ制作チームがどのようにこの課題を乗り越えたのか、ぜひご確認ください。
メルマガ概要
| 対象企業のサービス： | データ連携・活用自動化ツール |
| メルマガターゲット： | 特にSMB企業の営業企画やマーケの上位役職者、関連役員など |
|
コンバージョンタイプ： |
資料ダウンロード |
| 得られた結果： | 効果的な訴求ワードを資料から見出し、多数のリード提供 |
メルマガイメージ
資料内容と企業様の要望から「伝えたいこと」を抽出
––どのような方針でメルマガの検討をしましたか
どんな資料の配信でも、まずは広告主である企業様の目的やターゲットを確認することと、実際に配信する資料内容を確認することから始めています。企業様の言いたいことや資料で伝えている内容を把握していないと、どんなにテクニックがあっても効果的なメルマガは制作できません。
今回の資料を確認してみると、データの利活用に関して、よくある課題や解決のために行うべきこと、必要なツールなど体系的にまとまっていて、素直に面白い資料だと思いました。紹介されていた「課題」の部分についても、私はデータ管理や情報システムなどの専門分野の経験はないですが、身近に不便を感じたことのあるような内容が多かった印象です。
そこで資料に記載のあった中から、今回のメルマガ制作で特に訴求の核になりそうなものとして、
- 秘伝のエクセル
というワードに着目しました。
今回は、このワードを活かす方針で、メルマガ制作を行いました。
身近な課題を思い起こさせる「あるある」表現
––数あるキーワードの中から、なぜこのワードを選んだのでしょうか
その時の感覚を一言で言うと「ピンときた」という感じではあるのですが…。
BizHint読者の多くは、何かしらの課題を抱えていたり、その解決策を探したりしている方です。なので、サービスについて詳しく語るよりも、課題や不安な現状を端的に表現しているワードの方が上手く訴求できることが多いように思います。
加えて、“秘伝のエクセル”って誰しもが、「あ、アレってそうだな」と思い当たるエクセルファイルがあるのではないでしょうか。私自身も例えば前職での経験などで、「あのエクセルって確かに秘伝だったな」と思い出したファイルがあり、「どこにでもそういう課題ってあるんだな」と再認識もしました。
そういった多くの方にとってのあるあるを表現できるワードは、メルマガの訴求ワードとして効果的なことが多いように思います。
––資料内にある「秘伝のエクセル」というワードをそのまま活用されたんですね
そうですね。
コンセプトや言いたいことを抽出して、ワードそのものは自分で考えることも多いのですが、今回は、資料内の記載をお借りして、そのまま訴求ワードとして活用しました。
これまでの経験から、エクセルのようなすでに汎用的に活用されているツールでは、漠然とその利用状況を課題として述べるだけでは、弱いということもわかっていました。
例えば、「エクセルからの脱却」「〇〇なエクセル問題」といった訴求は、これまでBizHintでも何度か試しているのですが、あまり効果的ではありませんでした。
“秘伝のエクセル”は多くの方にとって、「あ、あの！」と具体的な経験やデータを想起させることができるという点で、訴求にとても優秀な“パワーワード”でした。
解決策への期待を醸成する件名
––メインの訴求ワードの選定以外に工夫したポイントはありましたか
件名の作成段階では、訴求ワードの選定だけではない工夫をしています。
メインとなる訴求が決まったことで、メルマガ制作全体の方針も立てやすかったのですが、先にもお話した通り、BizHint読者の多くは課題解決を目的にメルマガをご覧になっています。
アイキャッチしやすい訴求ワードでの課題提示だけではなく、課題解決する情報が得られる資料であることが伝わるように件名を作成しました。
実際に配信した件名は、以下の通りです。
『さらば「秘伝エクセル」。情報混沌からの脱却』
前半部分では、パワーワードを活用したアイキャッチとよくある課題を提示しています。後半部分では、前半で提示した課題に対して、資料内でそれが解決できる情報が得られる期待感の醸成を行っています。
まとめ
––今回のメルマガ制作の総括をお願いします
今回は資料内にそのまま訴求に使えそうな“パワーワード”を見つけられたので、それを活かして効果的なメルマガを制作することができました。
企業様の想いや資料内容を把握して、伝えたいことやターゲット読者が知りたいことに沿って、訴求を検討することが大切だと、改めて感じました。
結果として、ご利用いただいた企業担当者様からも、「資料をよく読んでくださってありがとうございます」とご好評いただけたことも非常にうれしく感じました。
今後も効果的なメルマガ制作をしていきます。
––ありがとうございました！
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