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インサイドセールスの量×質について

作成者: 井塚 大輔|2025年5月14日

こんにちは、スマートキャンプ株式会社の井塚です。

BizHintとSMARTCAMPは同じグループとして、SaaS業界を中心に累計1000社以上の企業様へマーケティングやインサイドセールスなど幅広いご支援をしております。

私からは、主にインサイドセールの関連情報を発信していきますので、お役に立てば幸いです。

「商談化に苦戦しマーケ・ISの連携が上手く進まない…」
「個人情報を買うだけのリード獲得はROIが悪い…」

部門横断のお悩みでも、ぜひお気軽に当社グループへご相談ください。

 

つくづく営業活動においては「量か質か?」という議論が起こります。
ことインサイドセールスにおいては、日々の対応リード数が多いことから、「量か質か?」の議論対象になりやすい傾向にあります。

様々なインサイドセールス組織の方々とお話しさせていただいて
量を担保するためには質が伴わないと厳しい
という捉え方が良いかと思います。

 

前提、ここでいう量と質とは「量=活動の量」「質=活動の質」とそれぞれ定義します。
さらに「活動の質=成果へのインパクト×所要時間」とします。

成果に繋がる行動を、より短い時間で実施できれば「活動の質が高い」といえます。

 

インサイドセールス活動の量と質の議論でよくあるのが、当初はとにかく活動量を増やして闇雲に商談を獲得していたものの、現在は受注率に配慮して1件1件丁寧にアプローチする、という事象です。

ただ1件1件に丁寧にアプローチしていても、毎月の獲得商談数が大幅に減ってしまうと、受注へのインパクトは小さくなります。
受注率には限界値があるので、やはり一定の商談数、ひいては活動量が必要になります。

(ex.) ただ活動量を減らした結果…
before:毎月1,000コール→商談100件→受注10件(受注率10%)
after:毎月500コール→商談50件→受注7件(受注率14%)

 

とはいえターゲットリードかどうかを問わず、トークやメールもテンプレートのような内容で闇雲にリストの上から順に架電するだけでは成果は上がりづらいです。

したがってインサイドセールス活動においては、
量を担保するために質を伴わせる
という考え方が重要だと思います。

より具体的には、下記のような行動を通じて量×質の担保を目指すことが必要だと思います。

(ex.) 量の担保→質の担保

  • 翌日迷いなくアプローチできるように→前日に架け先をリサーチする
  • 営業時間を最大化するために→余分な社内会議を削減する
  • 受注率の高い商談を増やすために→Tier・ターゲットを絞って選定する
  • コールやメールの件数を増やすために→システム導入する

質を追求することで量を担保し、インサイドセールスの成果を最大化できると良いのではないでしょうか。

 

ちなみに、量と質の議論については、下記のインサイドセールスプラスの記事も参考になると思います。
宜しければ、ぜひご覧になってください。

インサイドセールスプラス|商談量と活動量の“中身”の話

 

またお役に立ちそうな情報があれば、随時発信させていただきます。

 

この記事を書いた人


井塚 大輔 | X / Linkedin
2022年4月にスマートキャンプ入社。 SaaS代理販売の新規事業にてインサイドセールスチームの立ち上げに従事。KPI233%達成などプレイヤーとして実績を残し、史上最速で半期全社MVPに選出。 その後、セールスエンゲージメントツール「BALES CLOUD」のインサイドセールス部にて部長としてマネジメントに従事し、ナーチャリング経由の商談数を4倍に改善するなどオペレーション作りに実現。セミナーの企画や登壇、新規商談の実施、既存顧客の支援など一気通貫で実施。 現在はSaaS比較サイト「BOXIL SaaS」事業にてインサイドセールスの部長に従事。合わせて全社のテック活用、インサイドセールス代行「BALES」のブランド戦略にも関与し、イベント・研修等の企画や登壇も実施。